私たちは自分が信じていることを経験します
自分は人間関係に恵まれている、と思っている人は、恵まれた人間関係を経験します。
自分には価値がない、と思っている人は「やっぱり自分には価値がないんだ」と感じるような経験をします。
自分をどのように捉えているかによって経験する現実が変わります
無意識の思いに気づく
自分が信じていることを経験するのですが、その信じていることの多くについて私たちは気づいていません。
習慣的に考えていたり、自分にとって当たり前すぎて意識していないのです。
自分で気づいている考えについては対処ができますが、気づいていないことについては対処できません。
自分の中に存在していることに気付いていないから、悩みや問題に対処ができないのです。
このことが悩みをむずかしくしています。
今、困っていることそのものは実は本当の問題ではありません。
心のもっと奥にあるけれど、まだ気づいていない思いがとても大切です。
気づいていないのに、私たちはこの思いに突き動かされて行動するのです。
この自分自身でまだ気づいていない心の領域の中にある思い。
これに気づいていく作業がカウンセリングです。
今まで意識できていなかった思いを意識できるようになれば、その思いに知らず知らずに振り回されることがなくなっていきます。
悩みは自分に向き合う機会
私たちは、物事がそれなりにうまく行っているときは改めて自分のことを深く考えようとはしません。
でも、苦しいことが起きたり、何度も同じ失敗を繰り返したりすると、立ち止まって考えるようになります。
今目の前にある苦しいことは、自分に向き合わせてくれるために起きています。
その苦しい時期を折り返し地点として、本当の自分の思いに気づいて、本来の自分として生きるようになると、物事がとてもシンプルになります。
生きるということは
自分に向き合うことだと私は考えています。
自分を知っていくプロセスなんだと思います。
自分のことが一番分からない。だから、向き合うために必要なことが必要なタイミングで起きます。
悩むのは悪いことじゃありません。
つらいことがあると意識が自分に向かいます。だから自分を知ることができるようになるのです。
自分一人だと自分のことは分かりません。周りの状況は自分の鏡です。
周りを見れば自分が分かるし、自分の心に変化が起きれば周りが変わります。抽象的な言い方かも知れませんが、体験するとこういうことなのか、と身をもって知ることができます。
悩んで自分を見る。そしてブロックを外す。すると世界が広がる。
自分に向き合うといろんなことの答えが自分の内側からやってきます。そうすると外側に答えを探す必要がなくなります。
自分を知り自分をありのままに受け入れていくこと。
これが人生でもっとも大切なことだと私は考えています。
悩みは自分に向き合わせてくれる。そして自分の心と向き合うことは、人生の充足感と意味を教えてくれる。
それを体験してもらいたくて私はカウンセリングをやっています。
自分になる
私たちには、それぞれ自分のテーマや課題があります。
テーマに沿っているのかどうかを感情や身体が知らせてくれます。
でも、大人になるにしたがって、感情や身体のサインより頭で考えることを優先させるようになります。
自分のテーマを忘れていると世間一般的な価値観に振り回されがちです。
私たちがしあわせであるためには、他者ではなく自分自身にとって何がしあわせなのかを知っている必要があります。
自分を知り、自分を受け入れて、本来の自分としてたのしく過ごすこと。
これを私は『自分になる』ことだと考えています。
悩みは解決することで終わりではありません。
悩みは、本当の幸せに気づくためのツールです。
自分を知り、本当の自分を実現することが、ハレラカの自己探究カウンセリングの目的です。
自己探究は、幸せの探究。by ハレラカ