セッションについて
詳しくはコチラ


突然ですが、質問です。
あなたの心の中に、「決して人には見せたくない裏の顔」や、「自分でも認めたくない、厄介な感情」が隠れているとしたらどうだろう?
そう、この「認めたくない部分」こそが、心理学でいうところの「シャドウ(影)」です。
そして、この影を、無視したりフタをしたりするのをやめて、「あ、それも私の一部だね」って受け入れて仲直りする作業こそが、今回のテーマである「シャドウワーク」です。
実はね、この影が暴れ出すと、日々のイライラや人間関係のモヤモヤの原因になることが多いんです。
私たちの心には、他人に見せている「表の顔」(心理学用語でペルソナと言います)と、その裏側にある「裏の顔」(シャドウ)があります。
子どもの頃から、「いい子でいなさい」「怒っちゃダメ」と教えられ、社会で生きていくうちに「これは私にとって必要ない!」と判断した感情や性格を、無意識の奥底(無意識)にギュッと押し込めてしまうんです。
これがシャドウの正体。
このシャドウの概念の生みの親は、スイスの偉大な心理学者、カール・グスタフ・ユングです。
今から100年くらい前、ユングは人間の心を深く探求し、この「影」との統合が、より大きな自分になるための鍵だ(個性化)と説きました。
厄介なのは、このシャドウは自分自身では気づいていないことが多いということ。
だからこそ、未消化の感情として、心の中でくすぶり続けてしまうんです。
押し入れにしまったはずのシャドウは、実はフタを破って飛び出してきます。
その代表的な現象が「投影(とうえい)」です。
これは、自分のシャドウ(認めたくない部分)を、他人というスクリーンに映し出して見る現象のこと。
【投影の例】
職場のAさんが、上司の機嫌を損ねても平気で残業を断って帰るのを見て、無性に腹が立つ!
「あの人の自分勝手さ、本当に許せない!」
→(シャドウワーク的翻訳)→
「あぁ、私も本当は『今日は帰る!』ってズバッと断りたいのに、我慢してるんだな…!」
実は、周りの人は、あなたがAさんに過剰にイライラしているのを見て、あなたの心の影に先に気づいているかもしれません。
あなたがイライラしている相手は、あなた自身が「自分にはない」と封印したはずの「自由でわがままな部分」を体現している鏡なのかもしれません。
シャドウワークは、一人でやろうとすると、過去の嫌な感情がよみがえったり、「私が悪いのかな」と自分を責めてしまったりすることがある、ちょっとデリケートな作業です。
だからこそ、カウンセリングでは、相談者さんからじっくりお話を聞かせてもらいながら、一緒にシャドウを見つけていきます。
特に焦点を当てるのは、「未消化の感情」。
「あの時、本当は怒りたかったのに笑ってしまった」
「本当は泣きたかったのに強がってしまった」
そうやって封印してしまった感情は、心の中で消化不良を起こして、ずっとくすぶり続けています。
カウンセリングは、その未消化の感情を、安全な空間でそっと解きほぐし、「あの時の感情は、感じてよかったんだよ」と優しく癒すワークをしています。
シャドウを受け入れるって、「悪い自分を許す」ことじゃなくて、「今まで我慢してきた自分を解放してあげる」こと。
自分では全然気づいていなかった『人に言えない、黒歴史認定した裏の部分』の存在が顔を見せてくれます。
そして、これは気づくと本人には、間違いなく「これだ!」とはっきり分かります。
腑に落ちるとすっきりするだけじゃなく、周りの状況が変わります。
それは当然。
シャドウを外側に投影するので、そのシャドウがシャドウでなくなったら、映し出すものが変わるから。
「いきなりカウンセリングは敷居が高いな…」というあなたのために、自宅で一人でも安全に取り組める、具体的なシャドウワークのやり方を紹介します。
これは統合心理学のケン・ウィルバーが提唱した、「3-2-1プロセス」を簡易化したもの。
このワークは、特に「特定の誰かに、異常なほどイライラする時」に効果抜群!
【準備するもの】:ノート(または紙)とペン
シャドウワークは、決して「悪い自分探し」じゃありません。
実は、「私には無理」と封印してしまった「才能」や「魅力」も、シャドウの中に隠れています。
そう、シャドウワークは、今まで見ないふりをしてきた、あなたのポテンシャルが詰まった宝箱を開ける作業なんです。
影を受け入れることで、他人の「嫌な部分」も気にならなくなり、結果的に人間関係がぐっと楽になる。
そして何より、「こんな私でいいんだ!」という安心感から、もっと自由に、そして自分らしく生きられるようになります。
もし、一人でシャドウの奥深くまで潜るのが不安になったり、未消化の感情が大きすぎて動けないと感じたら、いつでも私に頼ってくださいね。
この記事が気に入ったら
フォローしてね!
コメント