心には、普段私たちが気づいている領域と気づいていない領域があります。
気づいている領域のことを意識(顕在意識)と言い、気づいていない領域のことを無意識(潜在意識)と言います。
この2つの領域はよく氷山に例えられます。
水面の上に出ている部分の何倍も広い領域が水面下にあります。
水面の下にあって普段様子を知ることができません。
心も同じように『これが私』と思っている部分は、心全体からするとほんの一部で、私たちが意識できている部分はごくわずかです。
無意識は広大でさまざまなものがその中にあります。
自分がすっかり忘れていることや思い出したくないこと、自分の中に存在するとは思えないようなこと。
自分ではまだ気づいていない才能や可能性。
いろんなものが混在しています。
私たちの行動はこの無意識に大きな影響を受けます。
自分の意思で考えて行動しているつもりでも、知らず知らずのうちに無意識に影響を受けて行動しています。
意識と無意識の間に矛盾がある場合、いくら頭で考えて行動しようとしても結果が伴いません。
無理に行動しようとし続けると大きなストレスを感じたり、身体に症状が現れたりします。
ですから、自覚していない無意識の部分に焦点を当てて、自分のほんとうの心に気づくことが大事なんですね。
この気づきのことを無意識の意識化と言います。
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