望まない現実は、戦ってねじ伏せるものじゃない。
好きな現実を選んで、そっと乗り換えるのが正解。
“現実の波乗り” のはなし
こんにちは。
今日は「リアリティー・トランサーフィン」という、ちょっと不思議で、でも日常に効くかもしれない考え方についてお話しします。
「リアリティー・トランサーフィン」は、ロシアの元物理学者 Vadim Zeland が提唱している理論。
名前からして、サーフボードを持って現実の波に乗るようなイメージ。
実際、この理論のコンセプトはまさにそんな感じ。
「現実を変える」のではなく「現実を選ぶ」。
そして、その選び方にはちょっとしたコツがあるんです。
リアリティー・トランサーフィンとは?
よくある自己啓発やスピリチュアルの本では、「強く願えば叶う」とか「ポジティブな波動を出せば現実が変わる」といったアドバイスが多いですよね。
もちろん、それも一理あります。
でもトランサーフィンは少し違います。
現実は無限のバリエーションが同時に存在していて、その中から自分がどの“レール”に乗るかを選んでいる、という考え方。
別の言い方をすると
「世界は一つじゃなくて無数のチャンネルがあって、あなたはチャンネルを変えるためのリモコンを持っているよ」ということです。
引き寄せとどう違うの?
“選ぶ”という発想
「現実を変える」ではなく「現実を選ぶ」。
この違いは大きい。
力づくで変えようとすると、「今の現実はダメ」というメッセージを自分にも宇宙にも送り続けることになり、結果的にその現実に留まってしまうこともあります。
力まないほうがうまくいく?
「軽く選ぶ」現実のレール
ここで面白いのは、「現実を力づくで変えようとしない」という点です。
私たちはつい、「もっと努力しなきゃ」「自分を変えなきゃ」と思いがち。
トランサーフィンでは、頑張りすぎは逆効果になることがあるといいます。
大事なのは、軽やかに選ぶこと。
そのほうが自然に望む方向へ進みやすくなります。
ペンデュラムって何?
日常に潜む“見えない振り子”
ペンデュラム(振り子)とは、人々の注意やエネルギーを吸い取る集合意識のこと。
SNSの炎上や職場のネガティブな噂話などが典型例です。
巻き込まれると、自分の選択ではなく、その振り子のリズムに合わせて行動してしまいます。
「重要度を下げる」と
現実が動き出す理由
「これが絶対必要!」と執着するほど、それが遠ざかる現象を避けるための方法です。
試験や面接で「絶対受からなきゃ」と力むと緊張で失敗しやすいのと同じ。
重要度を下げると、心が軽くなり、自然と望む方向に進みやすくなります。
暮らしでできる4つの
トランサーフィン実践例
1. 朝のチャンネル選び
目覚ましを止めた瞬間、「ああ、また月曜か…」とつぶやくのと、「今日はコーヒーをゆっくり飲もう」と思うのでは、その日一日の“波”が変わります。
最初のひと言が、リモコンの決定ボタン。
2. ペンデュラム回避
通勤電車で隣の人がスマホで炎上ニュースを見ている。
つい覗きたくなるけど「あ、これは振り子だな」と気づいて、代わりにお気に入りの音楽を流す。
その瞬間、あなたは別のレールに乗り換えている。
3. 重要度ダウン
大事なプレゼンの前日。
「絶対成功させなきゃ!」と気合を入れすぎると、眠れなくなる。
そこで「まあ、うまくいったらラッキー」くらいに思って、好きな入浴剤を入れてお風呂に入る。
翌日、意外とリラックスして話せる自分に気づく。
4. 小さな選択の積み重ね
スーパーでレジ待ち。
イライラしそうになったら、「この時間で深呼吸できるな」と思ってみる。
ほんの数秒でも、波が変わる。
よくある誤解と
そのほぐし方
重要度を下げる=望まない、ではありません。
望みは持っていいけれど、しがみつかない。
「叶ったら嬉しいけど、叶わなくても別の素敵な道がある」と思える余白が大事です。
まとめ|
さらっと選ぶ、その軽さが近道
リアリティー・トランサーフィンは、現実を戦って変えるのではなく、軽やかに選ぶ視点をくれます。
まずは「ペンデュラムに気づく」や「重要度を下げる」から始めるのがおすすめ。
力まず、さらっと。
その軽さが、案外いちばんの近道かもしれません。
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