フォーカスのシフト ~起きてほしくないことに限って起きるワケ

2021年9月21日

起きてほしくないことが起きるのは、起きてほしくないことにフォーカスしているからです。
フォーカスするって、実際どういうことなんだろうっていうおはなしです。

▼目次

  1. できごとはフォーカスしていること
  2. 相談者さんからの質問
  3. 望みを理解して選ぶ

できごとはフォーカスしていること

私たちは、自分が信じていることにフォーカスします。

そして、フォーカスしたことを現実のできごととして経験します。

カウンセリングでは、とにかく自分の心に向き合っていくことをします。

それは、現状で目の前に起きていることが自分の心の中を映しているからです。

心の中で起きていることを体の外側の世界で経験するのです。

現在経験していることをチェンジしたいなら、心の中で起きていることをチェンジする必要があります。

そのためにやるのが・・

・心を見る
・何を信じているのか知る
・何を経験したいか(本当の望み)を知る
・望みにピントを合わせる

ということなのです。

私たちは、気づかないうちに起きてほしくないことにフォーカスしがちです。

じゃあ、いざ望むことにフォーカスしようとすると、いろいろと疑問がわいてきます。

望むことにフォーカスするっていうのはどんなことなのか、なんとなくイメージをつかむヒントがお伝えできればなと思います。

相談者さんからの質問

今回、ある相談者さんとのカウンセリングの中で、今フォーカスしていることと望んでいることは何なのかを確認しました。

カウンセリングのあとに改めて感じた疑問について質問をいただきました。

ご本人にOKをいただいたので、質問とそれに対する回答をシェアしたいと思います。

一つ疑問なのですが、
①なにを信じているかを知る
②どうなったら嬉しいか?を知ること
で、知った後はそうなるように常に意識して行動したらいいでしょうか?

まずは確認ですが、その「そうなるように常に意識して行動」っていうのは、どんな風なイメージを持っているでしょうか?

嬉しい結果になるように努力する的なことだったりしますか?

そのためにがんばらなくちゃとか、今のままじゃいけないとか・・

もしも、うれしい結果のためには、何かをしなくてはいけない、今の私のままじゃいけない、みたいなイメージを持っていたのだとすると、

うれしい結果ってなかなか手に入らないもの、みたいなことになってたりするかもしれません。心の中で。

ということは、「うれしい結果はなかなか手に入らない」ということを無意識に信じて、フォーカスしていることになります。

すると、「うれしい結果は起きないという結果」を経験するってことになってしまいます。

だから、こういうことも含めて、自分が本当の意味で何を信じているのかを知るっていうことが重要なんです。

この

① なにを信じているのかを知る
② じゃあ、ほんとは何を望んでいるのかを知る

っていうのは、何をしてるかというと、フォーカスのシフトです。

できごと(外側) → 自分の心(内側)
人がどう思うか → 自分がどう感じているか

*
 
現状はこんな感じでした。

人に嫌われないようにいつも気をつかう
人に悪く思われているんじゃないかと心配

役に立とうとがんばる
好かれない証拠を探す

やっぱり私は必要ないんだと感じる
いる意味ないと自分の信じていることをより強く信じることになる

人に嫌われないようにいつも気をつかう
人に悪く思われているんじゃないかと心配

・・・と延々繰り返す。

そこで、

①信じている事

を一緒に考えました。

信じていること:

私は必要とされない
いる意味ない
私は好かれない

この気持ちは、今だけではなくこれまでも何度も何度も感じてきていたことでした。

そして、

②本当に望むこと

気をつかわずにいたい

と分かりました。

何も気にせず、会話に入ったり、頼みごとをしたり。

実際は、嫌われないように行動に気をつけるとか、受け入れてもらえるように価値のあることをしよう、役に立たなくちゃ、人を頼っちゃいけない、迷惑かけちゃいけない とかってことをいつも考えている。

嫌われないために必要なことを考えている。

けれど、気を使わないでいられることが望みなので、そっちを意識するんです。

私は、気を使わずゆったりいたいんだな。

そっちを大切にします。

それが私がここちよく感じることなんだとすると、

それが、ほんとにしっくり腑に落ちたことだとすると、その時点で目の前に起きてくるできごとが違ってきます。

うれしい結果のためには何かをしなきゃいけないという思考になったとしたら、いつもの交換条件のパターン(認めてもらうには何か役に立たないといけない)にはまり込んでいるということです。

ふと、いつものパターンの考え方に戻りそうなことが起きたのなら、

で、どうなりたいんだっけ?

と思い出すことです。

それは、望まないことへフォーカスして証拠探しをする視点から、望む方へフォーカスが移動しています。

*
 
最初の疑問に戻りますが、常に意識していたらいいのかっていう質問が、自分の望みはなんだっけ?と思い出すことという感じをイメージしているのなら、それでノープロブレムです。

ただし、身の回りに起きていることは自分の心の中を表しているのであって、心の中で信じていることを無視して、ポジティブシンキングだ!とばかり、いいことしか見ないようにするっていうのとは違います。

これまでセッションの中で行ってきているように、心の中をしっかり見つめて、自分の感情や観念をまずは受け止める、ってことが大前提です。

受け止めることによって、ほんとうの望みがはっきりしてくるから、そちらを選ぶ(フォーカス)ことができるようになります。

ということで、なんとなくイメージつかめたでしょうか?

トライ!です。

望みを理解して選ぶ

私たちは起きてほしくないことは、よく知っていますけれど、じゃあ望むこととなると具体的にどうありたいのか分かっていないことが多いです。

だから、ピントが合わないんです。

いやなことが起きないことを望んでいる。

その時は、いやなことにフォーカスしています。

外側で起きているできごとにフォーカスして、悲しくなったり、腹が立ったり、絶望したり・・・

それで、なんとかしようと解決法を探ります。

自分の悪いところを直そうとか、自分の価値を上げようとか、相手の機嫌を伺うだとか、あるいは相手の間違いを正そうとか・・・

それは、全部外側のできごと(望まないこと)にフォーカスした状態です。

 
 
 

で、自分はどうありたい?

ほんとうのほんとうの望みは何?

 
 

それがはっきりすれば、できごとではなく自分の望み(自分の心)にフォーカスできるようになります。

思い出すたび、フォーカスがシフトします。

フォーカスしたことを現実として経験します。

他の誰かにどう思われるかではなくて、自分自身が今ここちよくいるのか。

それを自分にきいてあげてください。