フォーカスって何?
それ、“心のピント”のこと
「起きてほしくないことばっかり起きるんですけど!?」
そんなとき、心の中では“望まないこと”にズームインしてる可能性が大アリです。
でも「フォーカスする」って、実際どういうこと?
これは“心のピント合わせ”のお話。
心の中のカメラマンは、
信じてることにズームする
人の心には、無意識にシャッターを切るカメラマンがいます。
このカメラマン、なんと「自分が信じてること」に勝手にズームインして、現実をパシャパシャ撮ってくるんです。
たとえば「私は好かれない」と信じていると、
・人の顔色をうかがう
・ちょっとした無視に過敏になる
・“嫌われたかも”という証拠集めを始める
…という行動が発生し、結果「やっぱり私は好かれない」という現実が完成。
これ、まるで“信じてることを証明するための現実づくり”みたいなもの。
カウンセリングでは、このカメラマンのレンズを望む方向に向け直す作業をします。
フォーカスのシフトってどうやるの?
望む現実を手に入れるには、まず“心の中の設定”を変える必要があります。
そのためにやることは、ざっくり言うとこう!
自分の心を観察する
自分が何を信じているかを知る(=ビリーフの発掘)
本当は何を望んでいるかを知る
望みにピントを合わせる(=フォーカスのシフト)
この流れ、まるで“心のレンズ交換”みたいなもの。
広角レンズで「嫌われるかも…」ばかり見てたのを、望遠レンズで「気を使わずに過ごしたい」に切り替える感じ!
相談者さんの
「フォーカス迷子」エピソード
ある相談者さんとのカウンセリングで、こんな質問をいただきました。
「信じていることと、望むことを知ったら、あとはそれを意識して行動すればいいんですか?」
この質問、めちゃくちゃ良い視点!
でも、ここで注意したいのが「意識して行動」の中身。
もしそれが「望む結果のために努力しなきゃ!」というニュアンスなら、ちょっと待った〜!
それって、「今の自分じゃダメだから、がんばって変えなきゃ」っていう信念がベースになってるかも。
つまり、「うれしい結果は簡単には手に入らない」というビリーフにフォーカスしてる状態。
結果、「うれしい結果が手に入らない現実」がやってくる…
という、悲しき自己証明ループに突入しちゃうのです。
フォーカスのループ図解
(※脳内劇場)
ビリーフから始まるフォーカスのクセを図にしてみました。
こんな感じ👇

このループ、まるで“心の中の自作自演ドラマ”!
しかも脚本はビリーフが書いてるという…
演出は無意識が担当です。
本当に望んでいることは、
もっとシンプルだった
この相談者さんが本当に望んでいたのは、「気を使わずに過ごしたい」ということ。
つまり、
自然体で会話したい
頼みごとを気軽にしたい
嫌われるかも…と考えずにいたい
でも実際は、
「嫌われないように行動しなきゃ」
「価値のある人間にならなきゃ」
「人を頼っちゃダメ」
…などなど、望まないことに全力でフォーカスしていたのです。
フォーカスのシフトは
「思い出すこと」から始まる
望むことにフォーカスするには、まず「で、どうなりたいんだっけ?」と思い出すこと。
これが“心のピント合わせ”の第一歩。
そして、望むことにフォーカスし続けると、現実の出来事も変わってきます。
まとめ:
望みを知ることは、
心のレンズを変えること
私たちは「嫌なことはよく分かるけど、望むことはよく分からない」ってことが多いです。
だから、ピントが合わない。
そして、望まないことにズームインしてしまう。
でも、「自分はどうありたい?」を思い出すたびに、フォーカスは望む方へシフトします。
その結果、現実も変わっていく。
心のカメラマンに、そっと声をかけてみてください。
「ねえ、こっちの景色も撮ってみない?」って。


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