なぜ“報われない恋”ばかり選んでしまうのか?潜在意識と愛着スタイルの関係

舞台の幕のすき間からそっと覗く少女が、手のひらに浮かぶ光るしずくと芽を見つめている。舞台上には、過去の親密さのパターンを象徴する3人の影の人物が立っている。過去のれないパターンを示している。
もくじ

はじめに:
「好きな人ほどうまくいかない」
って、なんで?

「好きな人には好かれないのに、なぜか好きじゃない人にばっかり好かれる…」

そんな恋のミステリー、あなたも経験ありませんか?

しかも、うまくいかないとうすうす分かってるのに、なぜかその人に惹かれてしまう。

頭では「やめといた方がいいかも」と思ってるのに、心が勝手にロックオン。

実はこれ、あなたの“脳内恋愛劇場”が、過去の脚本を勝手に再演してるせいかもしれません。

今回は、なぜか報われない恋に惹かれてしまう心理のしくみを、心理学でひもといていきます!

第1幕:恋の脚本は、幼少期に書かれていた!?

「親密さ」の定義、あなたの脳が勝手に決めてます

恋愛って、実は“親密さの再現ドラマ”なんです。

私たちは幼少期に、親との関係を通して「親密な関係ってこういうものだよね〜」という感覚をインストールします。これが心理学でいう愛着スタイル

たとえば…

 いつも不安で、相手の顔色をうかがっていた

 嫌われないように“いい子”を演じていた

 近づきすぎると、コントロールされる気がした

こうした体験が、恋愛の“親密さのテンプレ”になってしまうんです。

そして大人になっても、無意識にそのテンプレに合った人を選んでしまう…

まるで脳内にいる恋愛脚本家が「この役者、ぴったりじゃん!」とキャスティングしてるみたい。

第2幕:報われない恋にハマるのは、心のリベンジ劇

「振り向いてほしい!」のリピート再生

報われない恋に惹かれるとき、心の奥には“未解決の渇望”が潜んでいます。

それは、過去に満たされなかった「愛されたい」「必要とされたい」という気持ち。

でもね、ここがポイント!

潜在意識は、報われなかった感情を“再現”して、今度こそ報われようとするんです。

つまり、振り向いてくれない人を選ぶことで、「今度こそ振り向かせてやるぞ!」というリベンジ劇が始まるわけです。

でも脚本が変わってないから、結末もまた「やっぱり報われない…」になっちゃう。

恋愛って、ほんとにリメイク多めのドラマだよね。

第3幕:好きじゃない人に好かれるのは、なぜ?

これはもう、恋愛あるあるの金メダル級。

実は、あなた自身が「自分を本気で好きになってくれそうにない人」を無意識に選んでいるからなんです。

安心感のある人には「いい人だけど、なんか物足りない…」と感じてしまう。

逆に、距離感がある人、問題を抱えてそうな人、モテそうな人には「なんか気になる…」と吸い寄せられる。

これは、潜在意識が「この人なら、報われない感じを再現できそう!」と反応してるから。

もう、恋愛センサーが“報われなさ”にビビッと反応してるんです。

まるで「不安感セール開催中!」って看板に吸い寄せられてるみたい。

第4幕:恋の脚本を書き換える方法
~親密さのビリーフを見直すワーク~

ここからは、恋愛のリライトワークショップ!

あなたの“親密さテンプレ”を見直して、ほんとうに望む関係性を築くためのステップを紹介します。

ステップ1:
恋の履歴書を書いてみよう

過去の恋愛を振り返って、こんな項目を書き出してみて:

相手の特徴

傷ついたこと

いつも感じていた感情

結末のパターン

すると、あなたの“お馴染みの恋愛パターン”が見えてきます。

ステップ2:
親密さのテンプレを発見!

ステップ1で出てきた共通点をチェック。

「いつも不安だった」「自分ばかり頑張ってた」など、繰り返している感情が、あなたの親密さの基準です。

ステップ3:
ほんとうはどうしてほしかった?

過去の恋愛で「○○してくれなかった」と感じたことを振り返り、「ほんとうは○○してほしかった」と書き出してみましょう。

たとえば:

ちゃんと話を聞いてほしかった

選んでほしかった

一緒にいてほしかった

これが、あなたの“ほんとうに望む親密さ”です。

ステップ4:
その望み、自分にやってみよう

ここが最大の山場!

自分が自分にやってないことを、他人にやってほしいと願っても、うまくいかないんです。

まずは、自分の声を聞いてあげる。

やりたいことを許してあげる。

自分に優しくする。

これが、恋愛の土台になります。

ステップ5:
望む関係性に合う人を選ぶ

最後に、ステップ3で見つけた“ほんとうの望み”に合う人を選びましょう。

振り向いてくれない人を追いかけるのではなく、あなたと向き合おうとしてくれる人を選ぶ。

それが、報われる恋の第一歩です。

舞台の幕のすき間からそっと覗く少女が、手のひらに浮かぶ光るしずくと芽を見つめている。舞台上には、過去の親密さのパターンを象徴する3人の影の人物が立っている。過去のれないパターンを示している。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

もくじ