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ブログ記事

なぜその人に惹かれるのか

好きな人と、なぜかお馴染みのパターンにはまってしまう。
好きじゃない人に限って好かれる、好きな人とはうまく行かない、のナゾ。
今回は、なかなかうまく行かないその人になぜ惹きつけられるのかについてです。

もくじ

慣れ親しんだ関係を無意識に求めるから

その人に惹きつけられる理由

なぜうまく行かないその人を好きになっちゃうんでしょう?

それは、自分にとっての『親密性』にマッチしているから。

親密な関係ってこんな感じっていうのを、私たちはごく小さい頃に心に刻みました。

それは、親もしくは親代わりと自分との関係性です。

親との関係性の中で、身に付けた信念やパターン、距離感。

そういったものが、自分にとっての親密さの基準となって、親以外の別の人間関係においても、その基準にのっとった関係性をいまだにせっせと再現するのです。

そして、それはちかしい人との間でより顕著に現れます。

ここでは、恋人やパートナーとの関係について考えます。

「またこのパターン?」って感じていませんか?

たとえば・・

自分ばかりが相手を追いかけている
相手は、いつも距離感が遠い人
お金がない人
ダメな人
暴力振るう人
束縛する人
浮気する人

あるいは、こんなお決まりの思い。

望まれていないみたい
みじめ
自分がなんとかしてあげないと
自分には価値がない
どうせ自分は二番目
利用されてるのでは?
いつか離れて行ってしまうのでは?
自分はつまらないと思われているのでは?

人それぞれお馴染みのパターンやいつもの感情っていうのがあって、それにマッチする人を無意識的に選んでいるというのが、特定の人に惹きつけられる理由です。

報われなかった思いを取り戻したいから

報われないその人に惹かれるとき、癒せていない渇望がもともと心に存在してます。

振り向いてほしい
愛されたい
必要とされたい

といった過去に報われなかった思いを取り戻したいという思いです。

親との関係性がよくなくて心当たりある人もいると思いますが、別に親ともめてるわけじゃないしなー、って人も多いと思います。

親とか関係ないから、今、目の前にいるこの人をなんとかしたいんですけど、みたいな。

ですが、親との間で自分自身が心に決めた(潜在意識の)親密さってこういうのっていうのに沿って私たちは行動するんです。

たとえば

親密な関係っていうのは、いつも不安な感じで、嫌われないように気を張っている、とか。
相手を喜ばせないといけないとか。
いい子でいないととか。
価値がないと受け入れてもらえないとか。
近づきすぎると、コントロールされてしまうとか。

報われなかった未解決の思いというのは、ずーっとそこに存在し続けるんです。

そして、その渇望に見合った出来事を何度もくりかえし再現してしまうわけです。気づいて書き換えるまでは。

つまり、おなじみの気持ちになるような相手に惹かれちゃうわけです。

そんなのいやだーと頭では考えても、潜在意識での決め事に従って、自動的に繰り返すんです。

私たちが経験するのは、自分にとってふさわしいとか、妥当と思っていることです。

やっぱりそうなるよね、っていうこと。

望みではなく、望まないことが現実となるしくみについてはこちら )

好きじゃない相手に限って好かれるのに、好きな人からは好かれない

という場合、実のところ、自分をほんとうには好きになってくれそうにない人をあなたが無意識に選んでいるからです。

自分のことを好きでいて、大切にしてくれる人も世の中には存在しますけれど、そういう人では困るんです。

自分を好き好きと言ってくれる人や、安心感のある人だと、「いい人だけど魅力を感じないんだよねー」・・みたいな。

逆に仕事や趣味に夢中な人や、お金や自信があってモテそうな人、結婚してたり他に恋人がいる人、あるいはなんだか距離感があるとか影がある人、それとも問題抱えてそう・・とか、そういう人に惹かれる。

頭では、愛されたい、安心したいと思っているのに、潜在意識の方では報われそうにない相手を察知してビビツと来て吸い寄せられて、ロックオンです。

振り向いてくれない相手を振り向かせたいという思いが潜在意識にある。

で、振り向かせるためには、振り向いてくれない相手を選ばなくちゃならないんです。

で、やっぱりうまくいかないよね、ってことで、自分にとっての親密さってこんな感じっていうの(ビリーフ)をさらに強化して、また報われないこの思いを満たしたい・・とループします。

でも、このパターンの中にいて、同じパターンの行動をすれば、同じ結果になります。

だから、目の前のその人をどうにか変えようとしても、あるいは別れても本質的な解決にはならないです。

すでに別の恋愛でも、(実際には恋愛以外でも)同じような感覚や感情を繰り返しているはず。

報われる相手を選ぶために

ということで、望む関係を気づくには、自分にとっての親密さってこういうのっていうのを書き換える必要があります。

1. パターンを知る

これまでの恋愛を思い起こしてみてください。

紙に書き出します。

こんな人だった。
こんなことが傷ついた。
こんなことがいやだった。
こんな感情を感じていた。
結末はこんな感じ。

他にも感じたことをぜんぶ書き出してみてください。

2. 自分にとっての基準を知る

1. で、出てきたお馴染みのパターンや感情について考えてみます。

繰り返していること・共通していることはなんですか?

関連するような出来事やシチュエーション、共通の感情に思い当たりませんか。

そして、それが自分と人との関係性の基準となります。

3. ほんとうはどうして欲しかったのか

これまでの恋愛で不満に感じていたことを再度振り返ってみてください。

○○してくれなかった。
○○された。

傷つきますね。

そこで、ほんとうはどうしてほしいのか、何を望んでるのかを言葉にして書き出してみてください。

ちゃんと自分の言うことを聞いてほしかった
向き合ってほしかった
分かろうとしてほしかった
選んでほしかった
もっと一緒にいてほしかった

そういうことに気づいたら、それをちゃんと受けとめてください。

私は、ほんとはこうしてほしかったんだなー。

ほんとうに望んでいる親密さはこういうのなんだなー。

でも、そうじゃなくて傷ついたんだなー、と。

5. してほしかったことを自分にする

3.で書き出した、望みが叶わず傷ついたことありますね。

で、それ、おんなじこと自分が自分にしてませんか。

自分の言いたいことを聞いてあげてなくないですか?

やりたいと望むことをやらせてあげてなくないですか?

自分にやってることが、人からされることです。

なので、本当はこうしてほしかったということを自分にやります。

めちゃむずかしいですよね。分かります。

でも、私たちは自分で自分にできないことを他の人にやってほしいと望んでいるのです。

自分のことを分かろうとしないのに、他の人に分かってほしいとか。

それ、もっとむずかしいです。ハイ。

なので、まずは自分が自分にしてあげるように意識します。

自分と親密になると、他の人とも親密になります。

6. ほんとうに望む関係性を築ける人を選ぶ

ここまでのワークで気づいた自分の親密さの基準を書き換えます。

愛されないと思っている
本当は愛されていたとしても信用できない
離れていくのでは、嫌われるのでは、
愛されない証拠を探してしまう。そのうち、現実となる
私はちょっとでも時間があれば会いたいと思うのに思わないの?
なぜすぐにLINEを返してくれないの

みたいなやつ。それが自分のパターン。

そういうパターンに入りそうになったら、それにまず気づく必要があります。

で、気づいたら、自分が望んでるのはどういうのだっけ?と思い出す。

3.で書き出したほんとうの望みに沿った人を意識的に選びます。

振り向いてくれない人を振り向かせるのではなく、自分と向き合いたいと考えている人を選びます。

好きなその人が、自分の望む関係性に合わない相手なら、無理に関係を続けてもやっぱりつらくて苦しいくり返しになります。

つらいけれど、手放します。

望むような人なんていないんじゃないかと思うと余計に諦め切れないですが、5.をやれば、目の前に現れる人が違ってきます

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