はじめに:
「好きな人ほどうまくいかない」
って、なんで?
「好きな人には好かれないのに、なぜか好きじゃない人にばっかり好かれる…」
そんな恋のミステリー、あなたも経験ありませんか?
しかも、うまくいかないとうすうす分かってるのに、なぜかその人に惹かれてしまう。
頭では「やめといた方がいいかも」と思ってるのに、心が勝手にロックオン。
実はこれ、あなたの“脳内恋愛劇場”が、過去の脚本を勝手に再演してるせいかもしれません。
今回は、なぜか報われない恋に惹かれてしまう心理のしくみを、心理学でひもといていきます!
第1幕:恋の脚本は、幼少期に書かれていた!?
「親密さ」の定義、あなたの脳が勝手に決めてます
恋愛って、実は“親密さの再現ドラマ”なんです。
私たちは幼少期に、親との関係を通して「親密な関係ってこういうものだよね〜」という感覚をインストールします。これが心理学でいう愛着スタイル。
たとえば…
いつも不安で、相手の顔色をうかがっていた
嫌われないように“いい子”を演じていた
近づきすぎると、コントロールされる気がした
こうした体験が、恋愛の“親密さのテンプレ”になってしまうんです。
そして大人になっても、無意識にそのテンプレに合った人を選んでしまう…
まるで脳内にいる恋愛脚本家が「この役者、ぴったりじゃん!」とキャスティングしてるみたい。
第2幕:報われない恋にハマるのは、心のリベンジ劇
「振り向いてほしい!」のリピート再生
報われない恋に惹かれるとき、心の奥には“未解決の渇望”が潜んでいます。
それは、過去に満たされなかった「愛されたい」「必要とされたい」という気持ち。
でもね、ここがポイント!
潜在意識は、報われなかった感情を“再現”して、今度こそ報われようとするんです。
つまり、振り向いてくれない人を選ぶことで、「今度こそ振り向かせてやるぞ!」というリベンジ劇が始まるわけです。
でも脚本が変わってないから、結末もまた「やっぱり報われない…」になっちゃう。
恋愛って、ほんとにリメイク多めのドラマだよね。
第3幕:好きじゃない人に好かれるのは、なぜ?
これはもう、恋愛あるあるの金メダル級。
実は、あなた自身が「自分を本気で好きになってくれそうにない人」を無意識に選んでいるからなんです。
安心感のある人には「いい人だけど、なんか物足りない…」と感じてしまう。
逆に、距離感がある人、問題を抱えてそうな人、モテそうな人には「なんか気になる…」と吸い寄せられる。
これは、潜在意識が「この人なら、報われない感じを再現できそう!」と反応してるから。
もう、恋愛センサーが“報われなさ”にビビッと反応してるんです。
まるで「不安感セール開催中!」って看板に吸い寄せられてるみたい。
第4幕:恋の脚本を書き換える方法
~親密さのビリーフを見直すワーク~
ここからは、恋愛のリライトワークショップ!
あなたの“親密さテンプレ”を見直して、ほんとうに望む関係性を築くためのステップを紹介します。
ステップ1:
恋の履歴書を書いてみよう
過去の恋愛を振り返って、こんな項目を書き出してみて:
相手の特徴
傷ついたこと
いつも感じていた感情
結末のパターン
すると、あなたの“お馴染みの恋愛パターン”が見えてきます。
ステップ2:
親密さのテンプレを発見!
ステップ1で出てきた共通点をチェック。
「いつも不安だった」「自分ばかり頑張ってた」など、繰り返している感情が、あなたの親密さの基準です。
ステップ3:
ほんとうはどうしてほしかった?
過去の恋愛で「○○してくれなかった」と感じたことを振り返り、「ほんとうは○○してほしかった」と書き出してみましょう。
たとえば:
ちゃんと話を聞いてほしかった
選んでほしかった
一緒にいてほしかった
これが、あなたの“ほんとうに望む親密さ”です。
ステップ4:
その望み、自分にやってみよう
ここが最大の山場!
まずは、自分の声を聞いてあげる。
やりたいことを許してあげる。
自分に優しくする。
これが、恋愛の土台になります。
ステップ5:
望む関係性に合う人を選ぶ
最後に、ステップ3で見つけた“ほんとうの望み”に合う人を選びましょう。
振り向いてくれない人を追いかけるのではなく、あなたと向き合おうとしてくれる人を選ぶ。
それが、報われる恋の第一歩です。

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