幸せ迷子にならないための地図:目的と手段のすれ違い

目的地の山に向かって、飛行機、車、自転車、徒歩、三輪車がそれぞれ進んでいるフラットイラスト。山の頂上にはオレンジ色の旗が立っていて、乗り物や人物はそれぞれ異なるルートで山を目指している。
もくじ

「どこ行くの?」って聞かれて
「とりあえず車で」って答えてない?

目的地が分からないまま、手段だけを一生懸命選んでる人、けっこういます。

たとえばこんな会話👇

🚗「車で行く!」

🧭「どこに?」

🚗「…えっと、ナビが案内してくれるはず…」

いやいや、ナビも困るわ!

目的地がないと案内できないですよー!

この「目的地不明問題」、実は人生でもよく起こります。

「幸せになりたい!」と思ってるのに、気づけば「結婚しなきゃ」「お金稼がなきゃ」「肩書きつけなきゃ」と、手段ばかりに夢中になってる。

でもね、手段はあくまで“乗り物”。

目的地が決まってないと、どんなに高性能な乗り物でも迷子になるのです。

結婚は目的地?
それとも幸せの乗り物?

たとえば「結婚したい!」と思ってるとします。

でもその裏にある本当の願いは「幸せになりたい」じゃないかな。

ここで問題発生!

「結婚=幸せ」って思い込むと、結婚が目的になっちゃう。

するとどうなるか?

自分にとっての幸せが何か分からないまま、相手探しに突入。

世間の“幸せっぽい基準”で選びがち。

結婚できないと「幸せになれない」と感じてしまう。

結婚しても「なんか違う…」とモヤモヤ。

これ、目的と手段がすれ違ってる典型的なパターンです。

幸せの定義、
あなたの脳内劇場にしか存在しない

ここで登場するのが「目的の再確認」。

つまり、「自分にとっての幸せって何?」をちゃんと見つめること。

ある女性の例を紹介しますね。

彼女は、結婚生活でイライラが爆発しそうになっていました。

結婚したら幸せになると思ってたのに・・、と。

夫はこう言っていた。

🧑「がんばって家事をしなくていいよ。もっと手を抜いてかまわないよ」

  

👩‍🦰 彼女は内心イライラ。
  (そうじゃない!ちゃんとやらなきゃいけないのに、なんでもっとあなたもやってくれないの!)

🧑「手伝うよ!」って彼が言うと

👩‍🦰「手伝う?これは私の仕事なの!?なんで“手伝う”なの!?💢」

ここでポイントなのは、夫が悪いことを言ってるわけじゃないのに、彼女の中の“ちゃんとしなきゃモンスター”が暴走してること。

彼女は「ちゃんとした結婚生活」を目指して、家事を完璧にこなそうとしていました。

その結果、夫の優しさすら「責任を押しつけてる!」と受け取ってしまう。

彼女は気づきました。

妻=完璧な家事=幸せな結婚生活っていう思い込みがあった。

でも、彼女が本当に望んでいたのは「完璧な家事」じゃなくて、「笑顔で過ごすこと」だった。
笑顔の時間こそが目的。

笑顔しあわせ それが彼女の定義。

そのことに気づいた瞬間、モンスターは静かになり、彼女は目的地を変更できたのです。

目的地変更!

完璧な家事 → 夫と笑顔で過ごす

目的が「笑顔」なら、手段は「掃除は手抜き」でも「ごはんは外食」でもOKになるんです。

“ちゃんとしなきゃ”より、“ちゃんと笑いたい”のほうが、ずっと大事だったんです。

幸せの乗り物は
ひとつじゃない

結婚、お金、肩書き、有名になること…。

これらは全部「幸せに向かう手段」であって、目的そのものじゃない。

💡「幸せな人が結婚すれば、幸せな結婚生活になる」

💡「幸せじゃない人が結婚すれば、幸せじゃない結婚生活になる」

目的と手段

幸せは「なるもの」じゃなくて「気づくもの」

つまり、幸せは“状態”であって“結果”じゃない。

手段にとらわれすぎると、目の前の幸せをスルーしちゃうこともある。

「幸せ=結果」って思ってると、こうなるの:

💭「結婚したら幸せになれる」

💭「お金持ちになったら幸せになれる」

💭「有名になったら幸せになれる」

つまり、何かを“達成”したら、幸せが“ついてくる”って考え方

でもね、それだと幸せはずーっと未来にあることになっちゃう。

今は「まだ幸せじゃない」ってことになる。

そして、達成しても…

💭「あれ?思ってたほど幸せじゃない…」

💭「もっと稼がなきゃ」

💭「もっと認められなきゃ」

って、次の“結果”を追いかけ続けることになる。

これが「幸せ迷子ループ」

じゃあ「幸せ=状態」ってどういうことかというと…

🌼「今この瞬間、笑ってる」

🌼「誰かと心が通じてる」

🌼「自分らしくいられる」

こういう“感じてること”が、すでに幸せなんだって気づくこと。

つまり、幸せは「ゲットするもの」じゃなくて、「ここにあると気づくもの」。

まとめ:
目的地はあなたの中にある

幸せの定義は、自分だけが知っている。

手段に夢中になる前に、目的を見つめよう。

目的が分かれば、手段は自由に選べる。

結婚もお金も肩書きも、幸せの乗り物のひとつにすぎない。

まずは、自分の「幸せってどんな感じ?」をじっくり見つめてみてください。

それが分かれば、人生のナビはちゃんと目的地を案内してくれますよ。

目的地の山に向かって、飛行機、車、自転車、徒歩、三輪車がそれぞれ進んでいるフラットイラスト。山の頂上にはオレンジ色の旗が立っていて、乗り物や人物はそれぞれ異なるルートで山を目指している。

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