ネガティブなことを思っちゃいけない、と考えることはありませんか?
” 抑えない方がいいネガティブ ” と ” やめた方がいいネガティブ ” について考えたいと思います。
ネガティブは
ネガティブを呼ぶ
以前に感情は抑えちゃいけないよっていうお話をしたのですが、そうは言っても「ネガティブなことを考えてるとネガティブなことが起きる」からやめた方がいいんじゃないの?という考えもあると思います。
確かにネガティブな思考パターンでいると、ネガティブなでき事が起こります。
だから、スパッとネガティブな思考を止められる、というのであれば止める方がいいと思います。
でも、止めようと思って止められないから困るわけです。
考えちゃいけない!とかって止めようとしても、またぶり返します。
抵抗すればするほど反動は大きくなり、長引きます
だから、しっかりと向き合うのです。
ネガティブな思いを否定するネガティブな考え
もう少し具体的に考えてみます。
例えば、誰かの行動を見て『あの人、イヤな感じ』と感じたとします。
そこで『そんなネガティブなこと思っちゃいけない』と自分の思いを取り消そうとします。
①は、自然に湧いた気持ちです。
②は、頭で考えたことです。

ネガティブが増えました。
自分を否定して自然な流れに抵抗すると、強力なネガティブエネルギーが発生します。
ネガティブを
増殖させない
本来ならば、①の気持ちを受け入れてしまえば、小さなネガティブで済んだところを、②で否定的に考えることでネガティブを増殖しています。
しかも②のネガティブの方が何倍も大きいエネルギーです。
だから、①の思いはそのままにしてちゃんと受け入れます。
やめるべきなのはコレ→ ②の頭で考えた方です。
否定の否定は肯定ではありません。
前向きでもありません。
自己否定です。
自分がイヤになるのでやめましょう。
大阪はあいにくの曇り空ですが、今日は満月〇
自己否定=最大のネガティブ
他にもうっかりやってしまう自己否定があります。
例えば
- 今日こそはやろうと思っていたのに、また先延ばししてしまった・・
- せっかくの休日だから、有意義に過ごそうと思ったのにダラダラして終わってしまった・・
- なんでいつも食べ過ぎちゃうんだろう・・
- またマイナスなことを考えてしまった・・
こういうのってネガティブに考えてるつもりなくやってる場合もあるので、見過ごしてしまいがちですが、立派な自己否定です。
だから、理想の行動ができなくっても『そっかそっかぁ。そういうこともあるねー』と受け入れてしまいましょう。
自分の気持ちを受け入れるということは、自分を受け入れることです。
ダメな行動もひっくるめて、そのまんま自分を受け入れることは、ポジティブなエネルギーです。

同じ種類のネガティブな思いが何度もやってくる場合については、次回お話したいと思います。
感情の抑圧と偽物の感情については、こちら

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