自分の決め事が自分を苦しめる

2018年9月28日

前回は、「ネガティブな気持ちは受け入れる」ということと、「自分の気持ちや行動を否定するのは避ける」というのをお話しました。
今回は、何度も同じ思いを繰り返している場合について、もう少し考えます。

前回のお話は こちら

▼目次

  1. 何度も繰り返す気持ち
  2. 隠れた気持ちが本当に言いたいコト
  3. 自分の中の決め事が自分を苦しめる

何度も繰り返す気持ち

感情はしっかり感じたらなくなるということを何度もお話ししてるのですが、繰り返し当たり前のように感じてることってないですか?

例えば

  • 自分のことしか考えられない人は許せない。
  • どうせ私のことなんて嫌いになるんでしょ。
  • 時間に遅れるなんてダメでしょ。
  • また私のこと陰で悪く言ってるハズ。
  • 普通は何度も質問しないようにメモ取るでしょ。

繰り返し同じ気持ちを何度も味わっているのなら、その思いに隠れた本当の思いを感じ切れていないかもしれません。

隠れた気持ちが本当に言いたいコト

その本当の気持ちを知るためにも、前回お話ししたみたいに最初に感じた気持ちを受け入れる必要があります。

例えば、「自分のことしか考えられない人は許せない」と思った場合。

それを「そんな風に思っちゃいけない」とストップさせてしまうと、本当の気持ちにたどり着けないので、「自分のことしか考えられない人は許せない」と思うような場面に何度も出くわします。

とりあえず受け入れる

だから、「自分のことしか考えられない人は許せない!」という気持ちを受け止めます。

(うんうん。許せないんだな)【感じる】 そして、気持ちをさらに自分自身に問います。
  ↓
「どんなところが許せないのかな」【自問】
  ↓
「だってそうでしょう。他の人が忙しく働いてるのに自分だけ、さっさと定時で帰るなんて。それに体調が悪いとかウソでしょ」【考え】
  ↓
「自分だって残業続きで疲れてるけど、ムリして頑張ってるのに」【気持ち】
  ↓
(疲れてるのにムリして頑張ってるんだなー)【感じる】
 ココ重要

自分の気持ちに抵抗している。
つまり、やりたくないことをムリしてやっている。

「疲れた。休みたい。だけど、ムリをして頑張っている」

その気持ちを受け入れてないから、「疲れたから休む」をやってる人に対してイラッとするのです。

なぜ「疲れたから休む」をやらないかというと、

わがままはよくない。

と思っているからです。「疲れたから休む」なんて、そんなこと言うのはよくない。

自分が「いけない」と思っていることをやっている人を見ると、イラッとします。

でも、我慢をして自分の気持ちを抑えつけているから、自分勝手な人が現れて、何度も同じ気持ちを味わうのです。

自分は「こんなに我慢している。分かってほしい」が言いたいのです。

「自分のことしか考えられない人は許せない!」が言いたいのではありません。


空気がさわやか。秋ですね。

自分の中の決め事が自分を苦しめる

決め事とは

さっきの例で言うと、『わがままはよくない』という部分のことを、「観念」とか「ビリーフ」と言ったりします。

ここでは、「決め事」としておきます。

この「決め事」は人によって違います。

今回の話の例でも、人によっては

「限界まで頑張るべき」とか「弱音を吐いてはいけない」
っていうのもあれば、

「自己主張してはいけない」

「男の人に負けたくない」

「お金をもらってるんだから当たり前」

とか、決め事はいろいろです。

決め事が私たちを苦しめます

そして、その考え方を当たり前のことだと思っているので、反対の行動を取る人を受け入れることができません。

この決め事を守ろうとしているので

「これをしてはいけない」、「あれを言っちゃいけない」と言動を制限します。

そして、他の人がそれをやるのを見て、「なんであんなことするんだ」と許せなくなるのです。

この決め事から自由になるためには、その「決め事」にまず気づく必要があります。

決め事は、「当然のこと」、「常識」と思っていて、自分がそういう決め事を持っているということに大抵気づいていないからです。

『ああ、わがままはよくないって思ってるんだなぁ』と。

決め事に気づくと、いろんな場面で、その決め事に従って行動していることに気づきます。

その決め事がいいこととか悪いこととか判断しないで、ただそう思ってるのだ、と受け入れるだけです。