幸せな人って、すごいことをやってる人じゃなくて、ちょっとしたことを楽しめる感度の高い人。
小さい子どもは、ちょっとしたことを楽しむのがめちゃくちゃ上手。
お手本にしたい!
子どもって楽しいことを見つける天才
昨日の夜のできごとを聞いてください。
昨晩は、空気が澄んでいて月がキレイでした。
月を眺めながら、うちに歩いて帰っていました。
すると前の方から小学校低学年くらいの小さい男の子が一人自転車をこぎながらやってきます。
満面の笑みです。
かわいいなー、とほっこりしていると

・・の周りが虹色やー✨!!
と言って通り過ぎて行きました。
何が虹色なのか聞き取れなかったので振り返ってみると、特に変わったものはなく、車が交差点で停まっていました。
ヘッドライトが光っていました。
「ライトの周りが虹色だ」ってことだなと思いました。
よく見ると確かに小さい虹色の光が広がって見えます。
車のなんでもないライトが、男の子を満面の笑みにするんだー、と感心しました。
私はまた歩きながら、今度は街灯の光を見ました。
ライトの光の周辺にもピカピカと小さい虹色の光が広がっていてきれいでした。
月もキレイだけど、街灯の光だってキレイ。
でも、今までそんなこと思ってみたこともありませんでした。
街灯は街灯
街灯は夜道を照らすもの。
としか思わず、まじまじと見たこともありませんでした。
子供って大人が見過ごしてる当たり前のことも新鮮に見られるんですね。
だから、見るもの見るものが楽しい。
楽しいことは、エネルギーを充電してくれますよね。
子どもたちは、楽しいことがいっぱいあるからエネルギーが満タン。
でも私たちは大人になるうちにいろんなことに慣れっこになって、目の前のものに興味を失って行ってしまう。
刺激は快感
大人になると大抵のことは見慣れてしまって、楽しいことが見つかりにくくなると思います。
「なんか楽しいことないかなー」っていうのって、「なんか変わったことないかなー」っていうことなんじゃないかな。
だから、目新しいスポットに遊びに行ったり、どこかいい飲食店はないかと探したりするんだと思います。
旅行好きな人が多いのも、普段と違う刺激があるからっていうことが大きいんじゃないでしょうか。
普段と違う景色や食べもの、人・・・
そういうものがワクワクさせてくれるから元気になるんだと思います。
だから、時々はいつもと違うことをしてみるのもいいですよね。


でも刺激は慣れる
最初は楽しいとかうれしいとか思ったことでもやっぱり慣れてきてしまう。
すると、飽きたり物足りなくなってしまいます。
より強い刺激を求める
刺激に慣れると当たり前になって、別の刺激が欲しくなります。
そして、より強い刺激を求めるようになります。
すると、ちょっとのことでは満足できなくなります。
いつも満たされない。
豪華なマンションに暮らしても、毎日高級レストランで食事をしても、すぐに慣れてしまいます。
強い刺激を求めるより、小さい刺激に敏感になる
強い刺激にも限界があるし、接する頻度は少なくなります。
だから、強い刺激を求めるよりも、小さい刺激に敏感になる方が幸せだと思います。
慣れっこになって楽しくなくなるのは、味わわなくなるからだと思います。
「あ、街灯ね。知ってる」
知ってるから見ない。
見ないから、キレイだと気づかない。
こんな風な小さい刺激は身の回りにたくさんあります。
ちょっとしたことでも注意してみると、意外にいい気分にしてくれます。
気づいていなかった楽しいことが、まだまだいっぱいあるかも、って、あの小さな男の子が教えてくれました。
目の前の当たり前のものに、興味を持って見つめてみよう。
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