前回は「ネガティブな気持ちは受け入れる」ということと、「自分の気持ちや行動は否定しなくてOK」というお話をしました。
今回は、何度も同じ思いを繰り返している場合について深堀りします。
前回のお話はこちら 👇

第1章:どうして“あの気持ち”は何度もやってくるの?
「もう何回目よ…」って思うくらい、同じ気持ちに何度も襲われることってない?
まるで心の中で、同じドラマが何度も再放送されてるみたいな感じ。
たとえば…
- 自分のことしか考えない人、ほんっと許せない!
- どうせ私なんて嫌われるんでしょ?
- 遅刻なんて社会人失格でしょ!
- また陰で悪口言われてる気がする…
- 普通はメモ取るでしょ?何度も聞くなんて非常識!
…って、つい思っちゃう瞬間。
でもね、こういう“繰り返しモヤモヤする気持ち”って、実はまだ解決してない感情が心の奥に潜んでるサインなの。
感情って、ちゃんと感じてあげると自然と流れていくものなんだけど、
その前に「こんなこと思っちゃダメ!」ってフタをしちゃうと、
その気持ちは「ちょっと!まだ話終わってないんだけど!」って、何度でも登場してくるの。
つまり、何度も同じ気持ちになるのは、
心の中に“未解決の感情”が「ねぇ、聞いてよ〜!」って叫んでるからなんだよね。
次の章では、その叫び声にどう耳を傾けていくかを見ていこう!
第2章:気持ちの奥にある“本音”をキャッチしよう
「自分のことしか考えない人なんて、許せない!」
…って思ったとき、つい「そんな風に思っちゃダメだよね」って気持ちにフタをしちゃうこと、ない?
でもね、その“許せない!”の奥には、もっと繊細で大事な気持ちが隠れてるの。
それを見つけるには、まずはそのまんまの気持ちを受け止めてあげることが大切。
たとえば、こんな感じで心の声を聞いてみよう:
①受け止める
「うんうん、許せないって思ってるんだね。」
②自問する
「どんなところが許せないのかな?」
③考えてみる
「だってさ、みんな忙しく働いてるのに、あの人だけ定時で帰るなんてズルいよ。それに体調不良って…ほんとかな?」
④気持ちに気づく
「私だって残業続きでヘトヘトなのに、ムリして頑張ってるのに…。」
⑤もう一度受け止める
「そっか、疲れてるのにムリして頑張ってるんだね。」
ここがポイント!
ほんとは「疲れた。休みたい。」って気持ちがあるのに、
「わがままはダメ」「仕事だから当然」っていう“心のルール”が邪魔して、
その本音を押し込めちゃってる。
だから、自分ができないことをサラッとやってのける人を見ると、
「ちょっと待ってよ!」ってイラッとしちゃうんだよね。
でもそのイライラ、実はこう言ってるのかも。
「こんなに我慢してるんだよ。誰か気づいてよ〜!」
つまり、「許せない!」って気持ちの奥には、
「私のことも大事にしてほしい」っていう、切実な願いが隠れてるの。
だからこそ、誰かにモヤッとしたときは、
「私は自分のこと、大切にできてるかな?」って問いかけてみてね。
その問いが、心の奥にある“ほんとの気持ち”への入り口になるよ。
第3章:あなたを縛る“心のルール”に気づくとラクになる
「わがままはよくない」
「疲れてても頑張るのが社会人」
「お金をもらってるんだから当然」
…そんなふうに、私たちの心には“心のルール”がびっしり詰まってる。
まるで、見えない校則みたいに。
ここで言う“心のルール”っていうのは、
知らないうちに「守らなきゃ!」って思い込んでる、自分の規則とか決め事みたいなもの。
この“心のルール”、実は自分で決めた覚えはないのに、
いつの間にか「それが普通」「それが正しい」って思い込んでることが多いの。
心のルールがあると、イライラの原因になる
この“心のルール”に反する行動をする人を見たときに、
「なんであんなことするの?」ってイライラしちゃう。
でもそのイライラ、実はこう言ってるのかも。
「私がこんなに我慢してるのに、なんであの人は自由なの!?」
つまり、自分が「こうあるべき!」って思ってるから、
それをやらない人が許せない。
心のルールに気づくと、心がふっと軽くなる
「なんであんなことするの?」って思ったとき、
実はその人が、私の“心のルール”を破ってるだけだったりする。
つまり、自分が「こうあるべき!」って思ってるから、
それをやらない人が許せない。
でもね、まずはこう言ってみよう。
「ああ、私、“わがままはダメ”って思ってるんだなぁ。」
この“気づき”が、心のルールブックのページをめくる第一歩。
気づいたからといって、すぐに変えなくても大丈夫。
ただ「そう思ってるんだな」って受け止めるだけで、少しずつ心がゆるんでくる。
そして、「〜すべき」じゃなくて、「今の私はどうしたい?」って問いかけに変わっていく。
心のルールは、守るための鎖じゃなくて、見直すためのヒントかもしれないよ🌱


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