自分を大切にするのはむずかしい

2018年7月4日

 多くの人が自分に厳しくしすぎています。何かがうまくいかないと、もっと頑張ればうまくいくんじゃないかと考えてムリをします。でも、うまくいかないのはムリをして頑張っているからなんです。自分を大切にすると物事がスムーズに進むようになります。

どうして自分を大切にするのか

自分を大切にしていないから生きづらい

 私たちは、意識しているかしてないかは別として、人から大切にされたいと考えています。でも、自分自身が自分を大切にしていないと人から大切にされていることを感じにくくなります。それは自分のものさしで物事を見るからです。自分を過小評価して大切にしていないと周りの人も自分を評価してくれない、大切にしてくれない、と感じてしまいます。
 また、自分を過小評価していると、人から受け取るということがしにくいため、人は手助けしづらくなります。

自分を大切にすると周りからも大切にされる

 自分に厳しくしていると自分に甘い人を見たとき、批判する気持ちが起こりやすくなります。でも、自分を大切にしていると自分の長所も短所も評価しないで、そのままフラットに見られるようになります。すると人のことも批判する必要がなくなります。人のことも大切にできるようになります。そして、受け取ることやお願いすることもしやすくなるため人から大切にしてもらえるようになります。

自分と一番長くつき合うのは自分

 人から大切にしてもらうより、自分で自分を大切にする方が大事です。それは、他人と接する時間より、自分自身が自分と接している時間の方がはるかに長いからです。

『大切にする』とは具体的にはどんなこと?

甘やかしたり、ご褒美を与えることとは違う

 旅行に行く、バッグを買う、高級レストランで食事をする・・・そういった事が時には自分を大切にすることに役立つこともあるかもしれないけれど、本質とは違います。これらのことが自分をウキウキさせてくれるならどんどんやったらいいと思います。でも満たされた気持ちがしないなら、自分の望みとは違うんだと思います。世間的なイメージで『これが幸せ』ということをやっても自分が幸せになるかはわかりません。

自分の気持ちに関心を持つ

 自分を喜ばせるには、何をしたら喜ぶのかを知るのが先決です。通常私たちは自分が何をしたら喜ぶかを意識して生きていないことが多いです。だから、いざ本当の意味で何をしたいのかと問われると分からなくなってしまいます。

 だから、なるべく瞬間瞬間の自分の気持ちに関心を持って、『こんなことが好き』とか『これは悲しい』とか意識できるようにしてみるのです。

やるべきことではなくてやりたいこと

 親しい人なんかに私たちはつい親切のつもりで『~した方がいい』とか『~しない方がいい』って言うこともありますよね。でも、ここでちょっと考えてみてほしいのですが、アレしちゃダメ、これしちゃダメ、ああしなさい、こうしなさいと言われたとき、『愛されてるなー』って感じるのはむずかしくないですか?きっと自分のために言ってくれてるのだとしても。人って本来自由にしたいんです。本当の自分を生きたいと望んでいるからです。

 じゃあ、どんな時に大切にされてると感じるか。気持ちをちゃんと理解してくれて、ただ一緒にいてくれる。そんなことだったりするんじゃないでしょうか。

 だから、それを自分にするのです。自分の心の声をちゃんと聞いて受け止める。

自分のとても大切な人にそれをする?

 そして自分を大切にしているのか分からなくなったら、こう考えてみるのも役に立ちます。

 毎日パパーっとご飯を済ませたり、バーゲンで服を買ったり、できなかったことで自分を責めたり・・・いろいろあると思うんですけど、これをものすごく大切な人に対してするだろうか・・・。多分しないですね。大切な人にしないようなことは自分に対してもしないようにする。意識して自分を大切な人と同じように扱うようにしてみたらいいと思います。少しずつ。

一番大切なのは・・

 実際に何をするか、何をしないかっていうことよりも、そうしたときに自分がどう感じるのか、どうしたいのか、どうしたくないのか、という気持ちに着目することそのものが自分を大切にするということです。

自分を大切にするのはむずかしい

自分を大切にする具体的なステップ

自分が喜ぶことを知る

 何をしたらうれしいのか。逆に何がいやなのか。 

自分の気持ちに従う

 こんなことしたら『人にどう思われるか』とか、『後で困るかも』とかじゃなくて、『自分が喜ぶこと』を選んでやってみる。

味わう

 行動したら味わう。自分の気持ちに着目する。
 

私はこんなことをやってます・・

 私も自分自身に気持ちを向け続けることは簡単じゃないんですが、自身に関心を向けるのに役立っていることの一部をお伝えしたいと思います。あなたも自分にとってやりやすい方法を見つけて試してみてください。

 大それたことじゃなく、ほんの些細なことでいいと思います。

・カフェでぼーっとする
・おいしいものを食べる
・日記を書く
・好きかどうかで選ぶ
・断捨離する
・したくないことはしない
・空に見とれる

 つい目の前のことを自動的にこなしてしまいがちなので、自分に戻ってくるようにします。自分の心と向き合うのを助けてくれます。

いつも自分の機嫌を伺う

 自分を大切にしよう、と思ってはみても日々のやるべきことに流されて忘れてしまいがちになります。だから、ふとした時に思い出してほしいのです。

 例えば、朝起きたとき今日一日どんな気分で過ごしたいか考えたり、鏡を見たら『今自分はどう感じてるかな』とか、何かを食べる時には食べることに集中してみたり・・・

 自分の気持ちや感覚に関心を持って過ごしてみてください。

 あなたの心に本当に向き合えるのはあなたしかいません。