恋のはずなのに、
なんでこんなに苦しいの?
好きな人のことばかり考えてしまう。
LINEの通知に心が跳ねて、既読スルーに沈む。
会えない日は、心が干からびそう。
…でも、これってほんとうに「好き」なの?
実はそれ、恋じゃなくて「渇望」かもしれません。
今回は、脳科学とちょっぴり笑える比喩で、恋と依存の見分け方を探っていきます。
「好き」と「渇望」のちがいって?
恋は、心がポカポカするもの。
渇望は、心がカラカラになるもの。
たとえるなら、恋は温泉。
渇望は砂漠でオアシスを探して彷徨ってる状態。
「好きすぎて苦しい」は、実は“報酬系”という脳の回路が暴走してるサイン。
この報酬系、快感を求めてアクセル全開になるクセがあるんです。
💡報酬系ってなに?
報酬系は、脳の中にある神経ネットワークで、 「快感」「やる気」「学習」「意思決定」などをコントロール。
中心にいるのはドーパミンっていう神経伝達物質で、これが報酬系のガソリンみたいな役割!
実はみんな持ってる
依存という“脳のクセ”
依存症って聞くと、アルコールやギャンブルを思い浮かべるかも。
でも実は、SNS、YouTube、恋愛…ぜんぶ依存の対象になり得ます。
ポイントは、「やっても満たされない」「やめたいのにやめられない」って感覚。
これは脳の報酬系が「もっと!もっと!」と叫んでる状態。
まるで、喉が渇いているのに砂糖水を飲み続けているようなもの。
一瞬、甘さで満たされた気がするけれど、潤いは届かず、むしろ余計に渇いてしまう。
それでもまた飲んでしまう。 そしてまた渇いて、また飲んで…
という無限ループ。
恋愛依存あるある劇場
・LINEの返信が来ないと、心がWi-Fi切れになる
・「会いたい」が口癖。相手は「また?」って顔してる
・自分ばかりが相手に予定を合わせて、スケジュール帳が片思い
・「重いと思われたくない」と言いながら、気持ちは鉛のように重い
・本音を言えず、心の中でひとり劇場開演中
これ、ぜんぶ「好き」じゃなくて「渇望」の症状かも。
渇望の正体は「心の乾き」
渇望って、実は心の奥にある“満たされなかった気持ち”が叫んでる状態。
たとえば、子どもの頃に「もっと見てほしかった」「もっと大事にしてほしかった」 そんな思いが、恋人に向かって「ねえ、今こそ満たしてよ!」って叫んでる。
でも残念ながら、恋人は魔法使いじゃない。
その乾きを癒せるのは、あなただけなんです。
自分に向き合うって、
どうやるの?
ここで、ちょっとした“心の探偵ごっこ”をしてみましょう。
・いつも繰り返す恋愛パターンは?
・どんな感情を味わってる?
・その感情、最初に感じたのはいつ?
・そのとき、ほんとはどうしてほしかった?
・恋人に求めてること、自分にしてあげてる?
この問いかけは、心の奥にしまった“ほんとうの願い”を見つける鍵になります。
恋の渇望から
自由になるために
渇望は、心のSOS。
依存は苦しさを忘れさせて、心を守ろうとしてくれてるんです。
だから、「守ってくれてたんだね」と受け止めてあげてください。
そして、恋人に振り向いてもらうより先に、 あなたが自分の心に振り向いてあげてください。
あなたの心のオアシスは、あなた自身の中にあります。
次回予告
「なぜあの人に惹かれるのか?恋の“脳内パターン”を探る旅」 お楽しみに〜!
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