痛みというのは「ここケガしてるよ!」というサイン。
自分を大切にして!と伝えています。
傷に気づいて、その傷をいやす必要があります。
心と身体の痛み(苦痛)について考えてみます。
痛みの役目
痛みや苦痛はイヤですよね。
味わいたくない。
だから目を逸らしたくなる。
でも、痛みをなくすには、その痛みの役目を終わらせてあげないといけないんです。
痛みの役目というのは、私たちの心や体が損傷していることを知らせることです。
こわれてしまわないように。
味方なんです。嫌がられる存在だけど。
痛みは、ここに痛みのもとがあるよ、負担がかかっているよ、と声を上げています。
痛みは遠ざけようとすると追いかけてきます
全力で。
そして、あなたのそばに居続けます。
あなたを守るため。
(あ、ありがとう・・・でも、複雑・・)
ではどうするか。
遠ざけるの反対。
近づいて凝視する。
わたしたちが痛みのもとの原因に対処すれば、その痛みは役目を終えます。
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痛みの原理
いきなりです。あなたは笛吹ケトルが鳴ったらどうします?
火を止める。
ハイ、大正解。
音を消して放置
聞こえないフリする
別のもっと大きい音を出して笛の音を聞こえなくする
その場から逃げる
ケトルを投げ捨てる
という人。
やめましょう。
ケトルが壊れます。
でも、心と体の笛が鳴っているとき(痛いと声を上げているとき)、私たちは往々にしてこんなことをやってしまいます。
痛みを消そうとするのは、ケトルの音を消すのといっしょ。
音を消すことがよくないということではない。
けたたましい音がなったら、とりあえず音を消して、そして落ち着いたら火を止める。
痛みが強すぎるときは、一旦スルーするとか痛みを止めることもアリだと思います。
でも痛みをまぎらわしてオワリ、じゃない。
火を止めないといずれは壊れてしまいます。
火を止めれば音は勝手に消える。
火 | → 沸騰 | → 笛の音 |
原因 | → 傷・症状 | → 痛み・苦痛 |
ココ に対処
痛い・苦しいという心や体の声を感じたら、原因(痛みのもと)を見つけていやす必要があります。
痛みに耳を傾けてください。
傷や症状を観察してください。
そして、その原因に対処してください。
原因というのは、トラウマや習慣、考え方、行動かもしれません。
痛みを消そうとしないでね。
がまん、知らん顔、ごまかしもやめてね。
心の傷に気づいてね。
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